一陽来復
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2008/08/15(金) 独断専行(どくだんせんこう)

今日8月15日は終戦記念日だ。
いうまでもなく、1945年(昭和20年)天皇の玉音放送により
この日が終戦記念日となった。
オリンピックが開催されている北京では、反日感情による騒動が
起こるのを警戒して厳戒態勢になるとの報道がされている。

1931年(昭和6年)9月18日に奉天(今の瀋陽)の郊外である
柳条湖というところで、関東軍が南満州鉄道の線路を爆破した。
いわゆる満州事変である。
この事件が発端となって、その後の15年に及ぶ日中戦争
になっていった。
この事件は、陸軍中央の命令によるものではなく、
関東軍の2人の参謀(板垣征四郎、石原莞爾)が独断で起こしたものだ。
その事件に呼応するように、朝鮮駐屯軍も満洲へ越境進軍し、
司令官林銑十郎は独断越境司令官と呼ばれるようになった。
しかし、これらの命令違反に対し、陸軍中央は彼らに処分をしなかった。
このことは、のちのち派遣軍が独自に行動できるという前例となっていき、
こののちの中国との全面戦争へと発展していった。

昨今の社会保険庁や国土交通省などの官僚の行動は
あのころの独断専行を許してしまった軍人たちと
変わっていないように思えるね。

2008/07/27(日) 笑門来福(しょうもんらいふく)

お笑いブームである。
テレビでは毎日といっていいほどのお笑い番組があり、
吉本興業も大阪のみならず、各地に劇場を開設しているし、
養成学校であるNSCからは、毎年多くの卒業生を輩出している。
笑うことは健康にもいいらしいのでまことに結構なことだ。
しかし、その多くの芸が芸とも言えないような一発芸であるのが、
最近の芸人の特徴なのだ。
それはすぐに飽きてくるだろうし、飽きたところで、
また新しい芸人が登場するからそれでいいのだろうが、
話芸だけで笑わせくれる芸人がそろそろ出てきてほしいものだ。

2008/07/22(火) 弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)

厚生労働省は2008年版労働経済白書を発表した。
これによると、非正規従業員の割合が増加し、
その結果として仕事に対する満足度が低下していると分析し、
正規雇用に向けての支援の充実などを求めるとした。

あたりまえでしょう。
正社員として雇用される道が示されているわけでもなく、
企業は不景気に対する安全弁としての役割しか、
これらの派遣従業員やパート従業員に求めていないわけだから
仕事に対する満足度など抱けるわけがないのだ。
しかし、いくら労働経済白書が提起したところで、
このところの原油価格や食糧価格の高騰をうけて、
企業が正規従業員を増やすことになっていくのかは、
まだまだ不透明な状況だろう。

2008/07/15(火) 流言飛語(りゅうげんひご)

今月13日に岐阜で大きな地震が起きるという噂があった。
こういう噂はおおかたがデマであることが多いのだが、
今回の噂は新潟地震を予知して当てた人が予言したことで、
この予言も当たるだろうという触れ込みだった。
やはりというか13日には大きな地震もなく、この予言は外れた。

これは外れたが、これから地震が起きるという予言もある。
それは、あるブラジル人による予言というものだが、
テレビでも取り上げられたこともあって、
去年ぐらいから世間を騒がせている。
詳しいことはここでは書かないが、
その予言は9月に大きな地震が起きるというものだ。
しかし、この予言者はあれだけ大きな中国四川省の地震も、
岩手宮城の地震の予言もしていないので、
あまり信用することはできないように思える。

しかし、用心することに越したことはない。
かといって、我々にできるのは、せいぜい非常持ち出し品の用意と
避難場所を確認することぐらいしかできない。
なるべくデマであってほしいものだ。

2008/07/10(木) 難透難徹(なんとうなんてつ)

洞爺湖サミットが閉幕した。
焦点とされたCO2を2050年までに50%削減するという数値目標は
宣言には盛り込めない結果になった。
また、原油価格の高騰や食糧価格の高騰についても、
これといった成果もないままの結果になった。

まあね、サミットなんてそれぞれの自国民に対してのアリバイ証明という一面も
あるからあまり期待はできないのが本当のところだろう。