日はまた昇る

2008/07/18(金) 徳川家定と島津斉彬

前回の放送では徳川家定と島津斉彬という篤姫の身近な存在の二人が亡くなった。

また、将軍世継ぎ争いも井伊直弼が大老の職に就き、

一橋慶喜を推していた一派の粛清がはじまり、次期将軍は紀州の慶福と決まった。

島津斉彬が権力闘争に負けたわけであるが、この粛清がのちの桜田門外の変に

なっていくのである。

これから先には、公武合体の象徴として和宮の降嫁といった場面や、

坂本竜馬、勝海舟といった幕末ものでは定番の人物が登場してくる。

これらの人達はすでに多くの小説やドラマで描かれているが、

今回の大河では、篤姫の幼馴染である肝付尚五郎(のちに小松帯刀となる)が

重要な役どころとなるようだ。

彼と、西郷や大久保といった薩摩藩下級武士たちが幕末の時代を担っていくことになるのだが、

これに坂本竜馬や勝海舟とどのような展開を見せていくのかが興味深い。

2008/05/25(日) 新撰組

見る習慣のなかった大河ドラマを見るきっかけは、

同居している娘が三谷幸喜のファンで、氏が脚本を書いた

新撰組を付き合わされてのことだった。

主演の近藤勇を香取慎吾という配役は、三谷氏の意向であろう。

主演にアイドルを据えるというのは、若い人にも見てほしいという

NHKの希望が垣間見える配役だった。

もちろん、アイドルが主演でも一向に構わない。

ちゃんとした演技さえ見せてくれればね。

ところがこの慎吾くん、回を重ねてもちっともうまくならない。

彼にはコメディはこなせても、シリアスな演技は無理だったと言う一年だった。

新撰組が終了した翌年にはタッキー&翼の滝沢秀明演ずる義経がはじまって、

また見るのを止めたのでした。

2008/05/23(金) 篤姫

NHKの大河ドラマ「篤姫」がなかなか面白い。

大河ドラマを見る習慣はなかったが、このドラマは面白い。

5月になってからは、いよいよ大奥へ輿入れする段階になった。

この篤姫、いままで大河を見なかったような女性の支持者が多いらしい。

篤姫を演じる宮崎あおいの演技も、これまでの時代劇にはみられなかった

自然体なところも、女性に受けるかもしれない。

近所にいる娘さんをみるようなものだろうか。

そんな娘さんが、将軍家に嫁いだ篤姫さながらに、

大富豪の玉の輿に乗ったというところだろう。

これからは大奥という通俗的な興味で観るもよし、

はたまた、幕末という歴史のダイナミズムを

どう描いていくかに視点を置いて観るのもいいだろう。