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2008/05/14(水) 12人の優しい日本人

2008/05/14 20:51 映画honeypie
いよいよ裁判員制度が来年から始まる。
そんな時代を先取りしたような映画がかつて公開されていた。
三谷幸喜が自ら率いる劇団「東京サンシャインボーイズ」に
書き下ろした戯曲を映画化したものだ。
この映画の中でも描かれていたが、確固とした意見を持つ人は別として、
強力な主張をする人に流されてしまいがちになる。
あるいは、話術のすぐれた弁護士がいて、巧みに自分の主張が
いかにも正義に満ち、これが真実なのだと誘導していくこともあるだろう。

われわれの国民性といったものは、いろいろな会議などでも明らかなように、
大勢に順応していく傾向があるように思う。
これはディベートといったものに慣れていないからかもしれない。
学校や町内会のレベルでは、それも処世術として許されるかもしれないが、
さて裁判ともなるとどうだろうか?

その「12人の優しい日本人」は、アメリカ映画「12人の怒れる男」から
ヒントを得たものであるのは周知なところだ。

2008/04/05(土) 荒野の七人

2008/04/05 20:12 映画honeypie
先日少し時間ができたので、Gyaoで荒野の七人を観た。
映画館で観たのが20年以上も前のことなので、
それ以来ということになる。
黒澤明監督の「七人の侍」のリメイクということだが、
「七人の侍」そのものが、西部劇へのオマージュという印象だったから、
先祖がえりみたいな映画といえる。

この映画が発表されたのが1960年だから、すでに50年近い昔の映画だ。
久しぶりに見た印象では、少しおとなしい感じがした。
こののちの時代にはサム・ペキンパーやウォルター・ヒル、
もっと近い時代になるとタランティーノといった監督が、
これぞとばかりのアクションシーンを見せてくれたことを思うと、
やはり物足りない。
しかしながら、西部劇やアクションでは得意のジョン・スタージェスだから、
ぐいぐいと引っ張ってくれたのはさすがということだね。

ジョン・スタージェスはこの3年後には、
この映画に出演していたスティーブ・マックイーン、
チャールス・ブロンソン、ジェームス・コバーンを起用した「大脱走」を発表している。
「大脱走」も観たくなってきた。