一陽来復
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メッセージ欄

2008年7月のブログ

2008/07/27(日) 笑門来福(しょうもんらいふく)

お笑いブームである。
テレビでは毎日といっていいほどのお笑い番組があり、
吉本興業も大阪のみならず、各地に劇場を開設しているし、
養成学校であるNSCからは、毎年多くの卒業生を輩出している。
笑うことは健康にもいいらしいのでまことに結構なことだ。
しかし、その多くの芸が芸とも言えないような一発芸であるのが、
最近の芸人の特徴なのだ。
それはすぐに飽きてくるだろうし、飽きたところで、
また新しい芸人が登場するからそれでいいのだろうが、
話芸だけで笑わせくれる芸人がそろそろ出てきてほしいものだ。

2008/07/22(火) 弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)

厚生労働省は2008年版労働経済白書を発表した。
これによると、非正規従業員の割合が増加し、
その結果として仕事に対する満足度が低下していると分析し、
正規雇用に向けての支援の充実などを求めるとした。

あたりまえでしょう。
正社員として雇用される道が示されているわけでもなく、
企業は不景気に対する安全弁としての役割しか、
これらの派遣従業員やパート従業員に求めていないわけだから
仕事に対する満足度など抱けるわけがないのだ。
しかし、いくら労働経済白書が提起したところで、
このところの原油価格や食糧価格の高騰をうけて、
企業が正規従業員を増やすことになっていくのかは、
まだまだ不透明な状況だろう。

2008/07/15(火) 流言飛語(りゅうげんひご)

今月13日に岐阜で大きな地震が起きるという噂があった。
こういう噂はおおかたがデマであることが多いのだが、
今回の噂は新潟地震を予知して当てた人が予言したことで、
この予言も当たるだろうという触れ込みだった。
やはりというか13日には大きな地震もなく、この予言は外れた。

これは外れたが、これから地震が起きるという予言もある。
それは、あるブラジル人による予言というものだが、
テレビでも取り上げられたこともあって、
去年ぐらいから世間を騒がせている。
詳しいことはここでは書かないが、
その予言は9月に大きな地震が起きるというものだ。
しかし、この予言者はあれだけ大きな中国四川省の地震も、
岩手宮城の地震の予言もしていないので、
あまり信用することはできないように思える。

しかし、用心することに越したことはない。
かといって、我々にできるのは、せいぜい非常持ち出し品の用意と
避難場所を確認することぐらいしかできない。
なるべくデマであってほしいものだ。

2008/07/10(木) 難透難徹(なんとうなんてつ)

洞爺湖サミットが閉幕した。
焦点とされたCO2を2050年までに50%削減するという数値目標は
宣言には盛り込めない結果になった。
また、原油価格の高騰や食糧価格の高騰についても、
これといった成果もないままの結果になった。

まあね、サミットなんてそれぞれの自国民に対してのアリバイ証明という一面も
あるからあまり期待はできないのが本当のところだろう。

2008/07/02(水) 規制緩和(きせいかんわ)

規制緩和の名のもとに様々な分野で新規参入が続いてきたが、
ここへきて、人材派遣のグッドウィルや居酒屋タクシーで浮き彫りになった、
タクシー業界などを契機として、規制強化の動きに変わってきた。
人材派遣などと言葉は立派でも、日雇い派遣に至っては、手配師と同じだ。
それまで禁止されていた製造業などに派遣が認められるようになってくると、
各企業では非正社員での雇用が増加して、ワーキングプア、ネット難民といった
あらたな問題も起きてきた。

大型店舗進出の規制も緩和され、郊外型のショッピングセンターが客を集めるようになり、
今や、多くの地方都市の駅前商店街はシャッター通りとなった。
また、すでに展開している大型店にとっても、これ以上の競合店も
進出してほしくないはずだから、規制強化の動きも内心望んでいるのかもしれない。
しかし、ここへきての原油高騰で、こういった郊外型の店舗の先行きも、
明るいものではなくなってきた。