一陽来復
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一陽来復

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2008年6月のブログ

2008/06/26(木) 鼻元思案(はなもとじあん)

秋葉原での通り魔事件以来、ネットに犯行予告を
書き込む者が後を絶たない。
大半は面白がってのいたずらなのであろうが、
そうでないとは言い切れないから、
当局もほかっておくわけにはいかない。
当然書き込んだ者は匿名で書き込むのだろうが、
公権力を持ってすれば、すぐに身元が分かるということを
知らなかったようだ。
事実、それらの者たちは摘発されている。

いずれにしても、人騒がせな話だ。

2008/06/20(金) 意気阻喪(いきそそう)

今朝の朝日新聞で、警察庁の発表として昨年一年間の
自殺者が3万3093人だったことを取り上げていた。
また、過去10年間で30万人以上であることも明らかになった。
これは春日井市の人口が30万人だから、春日井市民全員に相当する。
年代別では30代と60代以上の人が多く、過去最大だと伝えている。

60代に自殺者が多いというのは、なんとなく理解は出来る。
定年を迎え、子供たちは独立し、将来の目標といったものが見つからない。
かといって、没頭できるような趣味もない。
それに、高齢者医療制度に象徴されるように、
先行きの生活に対する不安は募るばかりだ。
自殺したくなる気持ちもわかるというものだ。

30代といえば、仕事では後輩の指導でも、
業務の遂行でも、一番脂が乗った世代のはずである。
また、家庭においても、子育ての真っ最中で、責任の重い世代なのだ。
まさに敵前逃亡したと言わざるを得ないが、どうだろう。

2008/06/17(火) 頑迷固陋(がんめいころう)

2年前のことになるのだが、取引先の紹介で、
ある会社の仕事を請け負うことになった。
その会社の責任者と何度も打ち合わせをしたのだが、
自らは専門外であるから、協力をしてくれとの意向だったのだが、
どこかで仕入れた知識をひけらかし、その業務に精通する専門家としては
どうかと思えるような仕様変更を指示してきた。
しかし、仕事をもらう弱い立場からすれば、その意向を断るわけにもいかず、
変更を施し、新しい仕様で提示すると、
事情が変わったからと、また仕様変更を要求されてきた。
こんなことが繰り返されて、結局その仕事を断ることにした。

紹介してくれた取引先の担当者に、その旨を説明し謝罪をしたのだが、
かえって慰められたのが救いといえば救いでしょうか。
その担当者によれば、彼はいつもそんな対応をするということだった。
半可通の人間に対応するのは疲れますわ。

2008/06/10(火) 眼光紙背(がんこうしはい)

知人が書いているブログにコメントを寄せた人がいた。
それはそれで結構なことだが、
揚げ足を取るような書き込みだった。
知人は友人のある未亡人が70歳を越して、
なお夢を持って生きている。
それを励ます内容の記事だった。
ところが、そのコメントは本筋とは別の部分を指摘して、
まるで茶々を入れるような書き方だった。
詳しくは書かないが、第三者から見て不愉快になるものだった。
ちゃんと文章を読めばそんな書き方はできないはずなのだ。

世の中には匿名をいいことに無責任に発言するものが多いので困るね。

2008/06/07(土) 瓜田李下(かでんりか)

深夜に帰宅する公務員にビールやおつまみなどを
提供するタクシーのことが問題になっているが、
サービスの範囲を超えたものとして、世間の批判を浴びている。
タクシー業界もバブル崩壊後の客離れや、規制緩和された結果での
台数の増加で、なんとか固定客を確保したいとのことだろうが、
これは行きすぎだろう。
特定の利益を誘導するものではないサービスなので、
わいろには当たらないとするが、
庶民感情としては納得できるものではない。

双方にわいろの意識がないとしても、
公務員としてのモラルが問われるところだ。