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明日があるさ

2008/07/05(土) 駄菓子屋には夕焼けが似合う

2008/07/05 19:43 未分類honeypie
今日の名古屋地方は暑かった。

昼ごろ通りかかった近所のコンビニの前に、部活帰りであろうか、
3人のジャージ姿の中学生がアイスキャンディをほおばっていた。
今の子供たちには、コンビニがこういった冷菓やお菓子を
買う場所になっているようだ。

僕が子供のころは、そういったものを買い食いするのは駄菓子屋だった。
地方によって違うかもしれないが、名古屋下町の駄菓子屋は、
店先に冬ならおでん鍋があって、中身はそんなに高いものは入っていなくて、
せいぜい、こんにゃくにちくわ、それに赤い色した棒状の練物ぐらいだった。
しかも、だし汁ではなく水煮したおでん種を赤みそに
つけて食べるシンプルなものだった。
鍋の真中に赤みそのたれの容器が置いてあって、
その周りに串に刺したおでん種が並べてある。
その味噌の容器にドボッとつけて食べるわけだ。
あれは1本いくらぐらいの値段だったのだろう。
まあ、子供の小遣いで買える程度だから、そんなに高価なものではないはずだ。
そういえば、コンビニにもおでん鍋がある。

夏になると、かき氷の機械がそれに代わる。
駄菓子屋のおばさんは、氷で冷やす冷蔵庫から適当な大きさに切った氷を出してきて、
手回しでかき氷を作っていたのを思い出す。
これにかけるシロップはなんといってもイチゴだな。
もちろん、白みつや小倉、練乳もメニューにあったが、ごく稀にしか頼んだ覚えしかない。

そういえば、駄菓子屋にはお好み焼きを焼く鉄板も置いてあった。
お好み焼きといっても、今のように豚玉やイカ玉といったものではなく、
キャベツだけのいたって簡素なものだったが、美味しかった。
いや、本当はそんなに美味しいものではなかったかもしれないが、
子供にはじゅうぶんに美味しかったのだ。

現在のコンビニも、おでんや串に刺した唐揚げといったものも売っているし、
店によっては店先で焼き芋を焼いたりもしている。
めっきり少なくなった駄菓子屋も、現在ではコンビニがその役割を担っているのだろう。

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