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2008年5月のブログ

2008/05/27(火) アホバカ分布考

2008/05/27 20:01 東西味比べhoneypie
味付けが関ヶ原で分かれるとおなじように、言葉も東と西では違う。
そんな発想で作ったテレビ番組があった。
それは朝日放送「探偵ナイトスクープ」という番組で、その中の一つのテーマだった。
この番組は視聴者からの調べてほしいという依頼にタレントが探偵として
調査に当たるという企画で番組は成り立っているのだが、
その依頼の一つに、大阪ではアホ呼ばわりしても受け入れるが、バカと言われると怒る。
対する東京ではバカという言葉には鷹揚だが、アホという言葉には激怒さえする。
どこまでがアホを使い、どこからがバカを使うのかというものだった。
ということで調査が始まったのだが、その後の特番を制作する発端になるとは、
調査した探偵北野誠も、思いもよらなかったことだろう。

結論から言えば、やっぱり分岐するのは関ヶ原かと思うとそうではなく、
関ヶ原にほど近い滋賀県のどこかではなかったかと思うのだが、
昔見たテレビ番組なので定かでない。

おもしろいことに、わが名古屋圏では、そのどちらでもない
タワケという言葉が使われているということが、調査の中で判明した。
確かに名古屋では、タワケ、あるいはクソダワケと言う。
そういえば、子供のころ、仲間内でこんなことを囃したてていたことを思い出す。

バカの大足、マヌケの小足、調度いいのがクソダワケ

今時のこどもたちは、言うのだろうか?
厳密に発音するなら、タァアケとかクソダァアケとなるが、
文字で表現するのは難しい。
身近に名古屋出身の人がいたら、実際に発音してもらってください。

2008/05/25(日) 天下分け目の関ヶ原

2008/05/25 13:21 東西味比べhoneypie
今日の朝日新聞日曜版では、味の好みが関ヶ原で分かれるという特集をしていた。
関西と関東では好む味付けが違うというものだ。
例にあげていたのは、卵巻きとカップうどん「どん兵衛」、それに切り餅だった。
卵巻きは関東では甘く味付けるの対して、関西ではだし汁を利かせる。
どん兵衛も関東で販売しているものは、しょうゆの味がはっきりとした汁に対して、
関西圏で販売されているものは、これもだしを利かせた薄味だ。
雑煮に入れる餅も、関東では角餅、関西では丸餅だそうだ。

では、名古屋近辺ではどうだろうと考えてみたが、
その両方から影響を受けていそうだ。
うどんは一般的に醤油色しただし汁だし、卵巻きも少し甘い。
しかし、これはどちらもあるようなので、両方の味が流通しているように思う。
切り餅だけは、ことに雑煮に入れる餅は角餅だ。

ほかにも、鰻のかば焼きの焼き方も違う。
関東が背開したものを一度蒸してから、たれをつけて焼く。
関西のかば焼きは腹開きしたものを直に焼く。
関東の方が先に蒸すことで脂が抜け、さっぱりとしたかば焼きになるのに対して、
関西はこってりとしたものなる。
これは、うどんとは逆の嗜好になるのが興味深い。

鰻に関しては名古屋近辺は関西風だ。
しかも、たまり醤油を使う習慣があるので、なおさらこってりとした味だ。
ひつまぶしという料理が名古屋で生まれた背景には、
そういうこともあるのだろうか?
細切りにした鰻のかば焼きを、薬味で中和したり、お茶漬けにしたりするのは、
こってりとした味のかば焼きを、さっぱりとした食感で頂こうという工夫だろう。
だれか研究している人はいないかな?

2008/05/22(木) 候補者バラック・オバマ

2008/05/22 15:33 時事honeypie
アメリカ民主党の大統領候補指名争いは、
オバマ氏に軍配が上がりそうだ。
政治の経験を前面に打ち出したクリントン氏、
改革を訴えたオバマ氏だが、
民主党支持者はオバマ氏を選んだ。
しかし、彼がこのまま民主党の大統領候補になっても、
大統領には選出されないかもしれない。
自由の国のアメリカであっても、
黒人に対する偏見は根強く残っているからだ。
危惧されるのは暗殺がありはしないかということだ。
あれだけ銃が氾濫している国だから考えられないことではない。
はじめての黒人大統領が誕生する国であるならば、
アメリカの民主主義も信用できるというものだ。

しかし、日本のコイズミ氏の時もそうだったが、
「改革」という言葉に庶民は夢を託してしまうのだろうね。

2008/05/18(日) サラリーマン川柳

2008/05/18 16:35 時事honeypie
恒例のサラリーマン川柳のベストテンが先ごろ発表された。
トップになったのは、KY(空気読めない)を取り込んだ、

  空気読め!!それより部下の気持ち読め!!

だった。

空気を読めないのは上司ばかりでなく、福田首相もだな。
暫定税率の復活を5月1日にしたのは、
庶民の気持ちを汲んだものとは言えまい。
これではゴールデンウィークに遠出をしたくても、
ガソリンの値上げがブレーキをかけた。
せめてゴールデンウィークが明けてからでもよかったろうに。
KYだな、彼はやっぱり。

後期高齢者医療保険もそうだ。
ネーミングの悪さも悪さだが、
なによりも、これまで日本の成長をささえてきた
高齢者に対するこれが仕打ちだろうか。
これでは国によるリストラと同じなんだな。
日本にとって、あなた方高齢者はもう必要ありません。
そんな風に思える。
高齢者に対するいたわりも愛もない無情なものだ。

では、財源はどうするのだ?
そんな声が聞こえてきそうだが、
消費税が導入される前に施行されていた
物品税の復活もあってはいいのではないか。
特定の商品に物品税を課税し、消費税は免除する。
消費税がすべての商品の取引に課税されるのに対して、
物品税は特定のぜいたく品だけに課税される。
そうすれば、均等に課税される消費税と違い、
年金をたよりの高齢者の負担も軽くなる。

2008/05/14(水) 12人の優しい日本人

2008/05/14 20:51 映画honeypie
いよいよ裁判員制度が来年から始まる。
そんな時代を先取りしたような映画がかつて公開されていた。
三谷幸喜が自ら率いる劇団「東京サンシャインボーイズ」に
書き下ろした戯曲を映画化したものだ。
この映画の中でも描かれていたが、確固とした意見を持つ人は別として、
強力な主張をする人に流されてしまいがちになる。
あるいは、話術のすぐれた弁護士がいて、巧みに自分の主張が
いかにも正義に満ち、これが真実なのだと誘導していくこともあるだろう。

われわれの国民性といったものは、いろいろな会議などでも明らかなように、
大勢に順応していく傾向があるように思う。
これはディベートといったものに慣れていないからかもしれない。
学校や町内会のレベルでは、それも処世術として許されるかもしれないが、
さて裁判ともなるとどうだろうか?

その「12人の優しい日本人」は、アメリカ映画「12人の怒れる男」から
ヒントを得たものであるのは周知なところだ。