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一陽来復

2008/06/03(火) 廃仏毀釈 (はいぶつきしゃく)

明治維新の際、新政府は新国家への帰属を強力なものとするため、
神道を国教に定めた。
そのため神仏混淆であった従来の宗教観は否定され、
各社寺から仏教的なものが廃棄させられた。
この地方では東濃の苗木藩の運動が激しかったとされる。

元来日本人の宗教観は、非常におおらかで、八百万の神々が、
そこらじゅうにいるとされ、現在でも地鎮祭を執り行う習慣がある。
かといって、仏教を排斥してきたわけでもなく、家庭には神棚と仏壇が共存する。
これはほかの一神教であるキリスト教やイスラム教にはない習慣なのである。
そればかりか、キリスト教の行事であるクリスマスでさえ、
神社系、仏教系の幼稚園などでも、イベントとして取り込んでしまっている。
さらに近頃では、ハロウィンまでもイベント化される時代になってきた。

こういったおおらかな宗教観。
僕は好きだな。

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