明日があるさ
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明日があるさ

2008/06/07(土) 名古屋は食のワンダーランド

2008/06/07 15:11 東西味比べhoneypie
この地方から発信し、今や全国に普及した食べ物も多い。
手羽先のからあげは風来坊や世界の山ちゃんという2店が有名だ。
味噌煮込みうどんも、この地方独特の八丁味噌を使った
こくのある鍋焼きうどんだ。
この八丁味噌をとんかつのソースにすると味噌カツになる。
発祥は名古屋ではなく、伊勢で生まれたのだが、
名古屋で発展した食べ物が「天むす」。

うなぎの蒲焼を細かく切って、たれをまぶしたご飯の上に並べて
おひつに入れて出てくるのが、「ひつまぶし」。
これはまだ全国区とはいかないようだが、
今後は普及していくかもしれない。
食べ方はそのまま茶碗によそって食べるのが第一幕。
次に浅葱の刻んだものや、細かく切った焼き海苔を薬味として
食べるのが第二幕になるわけで、さらに、お茶、もしくはだし汁を
かけてお茶づけにするのが第三幕ということになる。
一つの料理を3段階に分けて楽しむということだから、
名古屋の人は欲張りなんだろうか?

2008/06/05(木) タスポを使う

2008/06/05 19:24 タスポhoneypie
いよいよこの地方でも、6月から自販機でたばこを買う時には、タスポが必要になった。
自販機にお金を入れ、銘柄のボタンを押すと、タスポの提示がアナウンスされ、
コイン投入口近くのセンサーにタスポカードを当てれば、たばこが出てくる仕組みだ。
思ったより面倒なことはないが、常にタスポカードを携帯しなければならない。

ところがこのタスポ、案の定、いろいろ問題を起こしている。
タスポの導入を先行した地方では、自販機での売り上げが激減したという。
タスポの手続きが面倒なこともあって、自販機を敬遠しコンビニで買うお客が増えたということらしい。
困ったあるたばこ店店主は自販機にタスポをくくりつけて販売しているという。
また、15歳になる息子にタスポを渡した母親がいたことも判明。
このタスポの目的は、未成年にたばこを購入させないというものだ。
その未成年たる15歳の息子に、たばこを買わせるこんな母親は論外だが、
はたして未成年に抑止力足りうるだろうか。

実際のところ、コンビニで未成年と判断して販売を拒否できるのか。
しかし、今までのような野放しでなくなったことは、
ある程度の効果はあるかもしれない。

2008/06/03(火) 右であれ、左であれ

2008/06/03 17:08 東西味比べhoneypie
右だ、左だといっても政治向きの話ではない。
東と西では味付けも違えば、言葉も違う。
そんな記事を書いてきたが、もう一つ違うことがあった。

エスカレータに乗る時、どちら側を選ぶのだろう。
つまり、通常早く行きたいという人のために片側を開ける。
そのときに左側を選んで乗るのは関東に住んでる人で、
反対に右側を選ぶ人は関西に住んでるということだ。
関東と関西では選び方が違うわけだ。

名古屋はといえば、関東方式、つまり左側に乗り込む。
では、その境界はどこにあるだろう。
そんな疑問を調査したテレビ番組があった。
名古屋のテレビ局CBCが放送していた夕方の情報番組
「ユーガッタCBC」という番組の中の1コーナーだった。
この番組、現在は放送されていない。
あれは何年前だったか、いずれにしても数年前の放送だった。

近鉄名古屋本線を使い、名古屋から大阪方面へ
各主要駅でのエスカレータの乗り方を調べて歩くものだった。
地味ではあるが、なんとなくのばかばかしさもあって興味深く観ていた。
結論を言えば、三重県の県庁所在地である津駅がその境界であった。
東海道線の調査はなかったが、おそらくこれも関ヶ原ぐらいのことだろうと
想像できる。

ではなぜ津駅なんだろうと考えると、まず、名古屋への通勤圏ではないかということ。
しかし、通勤するのには少し遠いような気もするから、これは違うだろう。
次に、名古屋の商圏ではないかということだ。
三重県は名古屋の放送エリアであるから、流れるCMは名古屋のデパートのものが
流れる。
津駅から名古屋へ買い物に行くとなれば、そんなに無理なことではない。
例えば、デパートの高島屋は名古屋にもあるし、近鉄の終点難波にもある。
どちらへ出かけるとすると、やはり名古屋ではないか。
津に住んだこともないし、そこに住んでる人の話を聞いたわけでもない。
全くの想像だけど、あながち間違っているとも思えない。
おそらく東海道線の関ヶ原もそんな理由ではないかと、これも想像する。

2008/05/27(火) アホバカ分布考

2008/05/27 20:01 東西味比べhoneypie
味付けが関ヶ原で分かれるとおなじように、言葉も東と西では違う。
そんな発想で作ったテレビ番組があった。
それは朝日放送「探偵ナイトスクープ」という番組で、その中の一つのテーマだった。
この番組は視聴者からの調べてほしいという依頼にタレントが探偵として
調査に当たるという企画で番組は成り立っているのだが、
その依頼の一つに、大阪ではアホ呼ばわりしても受け入れるが、バカと言われると怒る。
対する東京ではバカという言葉には鷹揚だが、アホという言葉には激怒さえする。
どこまでがアホを使い、どこからがバカを使うのかというものだった。
ということで調査が始まったのだが、その後の特番を制作する発端になるとは、
調査した探偵北野誠も、思いもよらなかったことだろう。

結論から言えば、やっぱり分岐するのは関ヶ原かと思うとそうではなく、
関ヶ原にほど近い滋賀県のどこかではなかったかと思うのだが、
昔見たテレビ番組なので定かでない。

おもしろいことに、わが名古屋圏では、そのどちらでもない
タワケという言葉が使われているということが、調査の中で判明した。
確かに名古屋では、タワケ、あるいはクソダワケと言う。
そういえば、子供のころ、仲間内でこんなことを囃したてていたことを思い出す。

バカの大足、マヌケの小足、調度いいのがクソダワケ

今時のこどもたちは、言うのだろうか?
厳密に発音するなら、タァアケとかクソダァアケとなるが、
文字で表現するのは難しい。
身近に名古屋出身の人がいたら、実際に発音してもらってください。

2008/05/25(日) 天下分け目の関ヶ原

2008/05/25 13:21 東西味比べhoneypie
今日の朝日新聞日曜版では、味の好みが関ヶ原で分かれるという特集をしていた。
関西と関東では好む味付けが違うというものだ。
例にあげていたのは、卵巻きとカップうどん「どん兵衛」、それに切り餅だった。
卵巻きは関東では甘く味付けるの対して、関西ではだし汁を利かせる。
どん兵衛も関東で販売しているものは、しょうゆの味がはっきりとした汁に対して、
関西圏で販売されているものは、これもだしを利かせた薄味だ。
雑煮に入れる餅も、関東では角餅、関西では丸餅だそうだ。

では、名古屋近辺ではどうだろうと考えてみたが、
その両方から影響を受けていそうだ。
うどんは一般的に醤油色しただし汁だし、卵巻きも少し甘い。
しかし、これはどちらもあるようなので、両方の味が流通しているように思う。
切り餅だけは、ことに雑煮に入れる餅は角餅だ。

ほかにも、鰻のかば焼きの焼き方も違う。
関東が背開したものを一度蒸してから、たれをつけて焼く。
関西のかば焼きは腹開きしたものを直に焼く。
関東の方が先に蒸すことで脂が抜け、さっぱりとしたかば焼きになるのに対して、
関西はこってりとしたものなる。
これは、うどんとは逆の嗜好になるのが興味深い。

鰻に関しては名古屋近辺は関西風だ。
しかも、たまり醤油を使う習慣があるので、なおさらこってりとした味だ。
ひつまぶしという料理が名古屋で生まれた背景には、
そういうこともあるのだろうか?
細切りにした鰻のかば焼きを、薬味で中和したり、お茶漬けにしたりするのは、
こってりとした味のかば焼きを、さっぱりとした食感で頂こうという工夫だろう。
だれか研究している人はいないかな?